タイヤが太くなっても接地面積は変わらない!?

2020/05/26:発行
2020/06/09:更新

目次



1. はじめに


世の中には色々な考えがあるものです。

実は幣サイトにおきましては、タイヤが太くなれば、当然タイヤの接地面積は大きくなると考えているのですが、中にはタイヤが太くなっても接地面積は変わらないと主張されるネット記事もあるそうです。

例えば、下の記事はWEB CARTOPとnote.comからの抜粋記事なのですが、タイヤが太くなっても接地面積は変わらないと断言されています。


note.comの記事



WEB CARTOPの記事

ここまで断言されると、ついついそうだと信じてしまう方もいらっしゃる事でしょう。

ではこれは、本当に正しいのでしょうか?

幣サイトがその疑問にお応えしたいと思います。


2. タイヤを回転させたらどうなるのか?


確かにWEB CARTOPやnote.comの記述の様に、タイヤが太くなると設置面が横幅方向に伸びるものの、縦方向には縮んで面積は同じなる様な気もしないではありません。

ですが、こう考えたらどうでしょうか?

ここに、重さも径も空気圧も材質も構造も空気圧も扁平率も同じ、太いスリックタイヤと細いスリックタイヤがあるとします。

ちなみに、敢て溝の無いスリックタイヤとしたのは、タイヤのパタンで接地面積が変化しない様にするためです。

この2本のタイヤの外周にペンキを塗って、路面上で1回転させたとします。

すると路面上に残ったペンキの跡は、太い方が幅が広くて(面積が広くて)薄く、細い方が幅が狭くて濃い結果になるのは間違いないでしょう。


太さの異なるタイヤを1回転させるとどうなるのか

という事は、例え止まっているときでも、当然ながら太いタイヤの方が接地面積は広くなる筈です。

ですので、先ほどタイヤが太くなると設置面が横幅方向に伸びると、縦方向には縮む気もすると述べましたが、もしそうであっても伸びる量に対して縮む量は非常に僅かなので、結局面積は増えるのです。

ですが、WEB CARTOPやnote.comさんは、こう反論されるかもしれません。

それはタイヤが1回転した時の話で、止まっているときは接地面積はどちらも同じだと。

だったら、それはそれで構いません。

ただしその場合は、あくまでもクルマが置物の様に完全に停止しているときの話で、クルマが少しでも動いているときの話は一切しないで下さいね、とお伝えしたいと思います。


3. まとめ


それではまとめです。

タイヤが太くなれば、接地面積は大きくなる。

百歩譲って、仮に停止時の設置面積は同じだとしても(勿論そんな事はありませんが)、クルマが1mmでも動けば、太いタイヤの接地面積は大きくなる。

少々意地悪な説明をさせて頂きましたが、これでWEB CARTOPさんやnote.comさんも、ご納得頂けるのではないでしょうか。

タイヤが太くなれば、止まっていようが回転していようが、接地面積は間違いなく大きくなります。

当たり前の事です。





タイヤが太くなっても接地面積は変わらない!?





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