雪道でお勧めのマニアックなクルマ

Issued on Nov. 18, 2016



はじめに


それでは最後に当サイトがお勧めの、少々マニアックな雪道に最適なクルマを上げておきたいと思います。

一般的には、スバルの4WDやクロカン4WD等が挙げられるのでしょうが、本書は違います。

雪道をクールに走るには、これしかありません。


第3位:JUKE16GT FOUR


先ずは日産のJUKEです。

これはトルクベクトルと呼ばれる後輪左右の駆動トルクを制御する機能を有しており、雪道でも安定した走行が期待できます。

   
         JUKE16GT FOUR         トルクベクトルイメージ図

おまけに一般的なSUVより小型軽量で、車高も高いのが美点です。

なおこのトルクベクトルと同じ思想で作られたのが、三菱ランサーEVOに搭載されたAYC、本田レジェンドに搭載されたSH-AWD、レクサスRCFに採用されたTVDです。


三菱ランサーEVOに搭載されたAYC(Active Yaw Control)


本田レジェンドに搭載されたSH-AWD(Super Handling All-Wheel-Drive)


レクサスRCFに採用されたTVD(Torque Vectoring Differential)

ただしどれもかなりお高いので、その点から言ってもJUKEは断然お勧めです。

怒られそうですが、本書では勝手ながらミニGT-Rと呼んでいます。


第2位:HONDA S660


2番手は今時非常に珍しいミッドシップ軽自動車の、本田S660です。


エンジンが後輪の前にあるので、一応ミッドシップの扱いになりますが、上の写真をご覧になります様にエンジンは後輪にかなり近く、前後の荷重配分が41:59とどちらかと言えばRRに近い配分です。

その昔(4WDが台頭する前)、雪道でのラリーはアルピナA110、ポルシェ911、ランチアストラトス達が席巻していましたが、これらのクルマの共通点をご存じでしょうか?


RRによる後輪の絶大なトラクションによりラリー界を席巻したアルピナA110

その通りです。


そしてRRの代表格ポルシェ911

いずれもRRもしくはミッドシップのため、駆動する後輪側にたっぷり荷重が掛かっている事です。


ミッドシップエンジンのランチア・ストラトス

ですので2輪駆動ながらS660の雪道での走破性は、間違いなく折り紙付きです。

おまけにS660の場合、軽自動車初となるアジャイルハンドリングアシストと呼ぶ、内側の車輪にブレーキをかけカーブで曲がり易くするシステムを導入していますので、そっと未熟な腕前をカバーしてくれます。


S660に搭載されたアジャイルハンドリングアシストの車両挙動イメージ図

逆に言えば、FFやFRに比べて(前輪が軽くて)曲り難いRRやミッドシップは、これが無いと雪道では路肩に突っ込み易いという事です。

荷物が全く詰めないので、これでスキーに行くのは不可能ですが、雪道を疾走するのはかなりクールです。


第1位:TOYOTA 86 & SUBARU BRZ


そして殿(しんがり)に控えしは、ご存じトヨタ86(スバルBRZ)です。

今までFRは滑りやすいと散々貶(けな)してきましたが、前記しました様に低速でも常時滑るので、(いきなり滑り出すFFや4WDと違って)雪道で最も安全なクルマと言えます。


雪道を疾走する86(ただしスパイクタイヤを履いていますのでご注意を)

また運転しがいのあるクルマと言えます。

このルーフにスキーを乗せてゲレンデに向かえば、(見る人が見れば)目立ちます。

おまけに、雪道運転の腕前も間違いなく上がります。

最近の若い方は、FRだからと言って雪道を尻込みされる方が多いようですが、全くの初心者であっても、後輪の夏タイヤにチェーンさえ巻けば、スキー場まで問題なく辿(たど)り着く事が可能です。

実際、FF車や4WD車が一般的になる一昔前は、誰もがFR車でスキーに出かけていたのですから。

むしろ、初心者がいきなりスノータイヤを履いた4WDで雪道を走る方が危険です。

なぜならば、(事故が起こるまで)雪道の怖さを感じさせないからです。

そして86最大のアドバンテージと言えば、廉価版のGグレードを除く全車にLSD(Limited slip differential)が標準で付いているという事です。

スポーツカーのLSDと聞けば、良識のある方ならば(ドリフト走行の練習でもしない限り)一般道では無用の長物なのは十分ご存じでしょうが、雪道では俄然威力を発揮します。

なにしろこれさえあれば、万一後輪の1つが空転しても、片輪がグリップしていれば、スタックせずにすみますし、雪道の走行中でもグリップしているタイヤの方に駆動を掛けようとしますので、より安定した走行が可能になります。

なお折角LSDを褒めている横で恐縮ですが、LSDが付いていないFR車でも、サイドブレーキを軽く引いてやれば(後輪に軽く抵抗を掛けてやれば)、LSDと似た効果でスタックから抜け出せる事はご存じの通りです。


いかがでしたでしょうか?

本書が、今年の冬の走行に少しでもお役に立てれば幸いです。




雪道でお勧めのマニアックなクルマ




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